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竹呂山、その名前を知ったのは、もうずいぶん前のことだ。その後、三室へ歩いたやまあそさん
のレポートから藪の山という印象があった。しかし、最近、知人が波賀町側からあいついで登り、
その印象が180度変わった。ブナの多い山であり、登路に藪がないという。
やまあそさんのオフが9月にあったが、主催者が参加できず、再度のオフとなった。
豊岡道、播但道を乗継ぎ、朝来から429号線を西進する。笠杉トンネルを抜ける道は、藤無山
や千町へ行きなれた道。
一宮町から高野峠を越えて29号線へ出る道は初めて走る。国道とは名ばかりで、林道のよう
な細い道である。峠の頂上付近に「岩清水」という水場がある。帰りに寄ることにして、集合場所
の「はが道の駅」へ急ぐ。
はがフォレストすれーしょんへの看板を見ながら、しばらく走ると国道29号にでる。
集合時刻よりも1時間以上早く到着。ザックの用意をしているとやまあそ号着。話をしていると
わーさんも来られる。蘇武岳林道でお互いに誰かわからず話して以来である。
10時にかねちゃん到着。鏡山以来である。
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| いざ出発! |
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いい雰囲気(^^) |
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4台で原リンゴ園を抜け、林道をカンカケ越の方へ向かう。途中には墓地があり、やまあそさん
に尋ねると、昔、たたらがあってその頃のものだという。それにしてもたくさんの墓石である。麓の
村には小椋という姓もあったので、山で生計をたてていたのだろう。
林道の分岐で峠から頂上へ向かわれるというわーさんはカンカケ越の方へ。残りの4人は、八
丈川に沿った林道を歩いて行く。
空は青く、ようやく秋の色。木の間からふりそそぐ光が柔らかい。植林から自然林になり、ぶな
も多くなってくる。大きなミズナラが倒れていて、その根元にいいものが落ちている。においを嗅
いでみると山の匂いがする。
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| 林道終点 |
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急な尾根を登る |
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林道はやがてガレた道になり、石がごろごろとして少し歩きにくい。
林道終点には小屋があったのか、残骸が残っている。離れた所にはビール瓶や一升ビンが
捨てられ、山のゴミとなっている。
やまあそさんはここで「こどもビール」を飲むパフォーマンス。これで酔う心配はなさそうだ。(^^)
ここからいよいよ尾根に取りつく。
「二つの谷の真ん中の尾根を登る。」というやまあそさんに続いて急な尾根を登る。登るほどに
ブナの大木が多くなり、急登で疲れた体を癒してくれる。
最後の急登を登り切ると、カンカケ越からの尾根と合流する。わーさんも近くまで来られている
頃と思い、何度も大声で呼んでみるが応答はない。すでに山頂とに到着されたかな。
尾根の西側は植林、東はブナやミズナラの自然林。木の間から見える山々を同定していると後
ろからわーさん。5人で山頂へ向かう。
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| 竹呂山山頂 |
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三室山の東のピーク |
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ほどなく山頂到着。木々に囲まれ展望はないが、静かで飾り気のない山頂(1129.2m 三
等三角点)である。三角点の近くで早速お昼にする。
食べ終わり、三室への道を探索に行ってみる。竹呂山周辺の笹はシカに食べられたのか、ほ
とんど枯れている。三室の手前にあるピークはブナが多そうだが、歩いたことのあるやまあそさ
んによると根曲り竹の藪だそうだ。
「今は、それらも枯れているかも。」と、わーさん。三室へ縦走できたらいいのだが・・・。 |
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いいねえ |
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なだらか竹呂山山頂は、雑木でいい雰囲気。ブナやミズナラの黄葉はもう少し先のよう。
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大きなブナ! |
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三角点に戻り、下山にかかる。下山はカンカケ越へ。
登りで見た大きなブナを見上げる。
「立派なブナやねえ。」
何十年もここで生きてきたブナに勇気と元気をもらう。
尾根は下り基調なので楽に歩ける。それ以上に、ブナやカエデ、ミズナラの林はすばらしく、何
度も足を止める。 |
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ブナの楽園 |
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P972付近はブナの森で、「播磨の芦生」と言っても過言でない。
「ここでのんびりと昼寝でもしてみたいね。」
「カンカケ越からここまで来るだけでもいいなあ。」
「来た甲斐があった。」とかねちゃん。
いつまでもここで佇んでいたいなあ。
去りがたい気持ちが歩みをゆっくりにさせる。P972に登り、さらに南へ歩いて行く。
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| 熊さんの○○こ |
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熊さんが食べた栗 |
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先をゆく4人が集まって何かを見ている。急いで近寄ると、熊の糞である。大きいなあ。すぐ近く
には栗の皮がたくさん落ちている。皮だけを残し、上手に食べるものだなあ、と感心。栗をいっぱ
い食べてもよおしのだろうね。
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| ここもいい雰囲気 |
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峠へ下る |
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Ca960から尾根は南西へ歩く。OAPさんたちと来られたわーさんは、前回ここからの下りでち
ょっと方向を間違い、カンカケ越へ下りられなかったそうだ。少し広くなっているので、注意を要す
るところである。
わーさんは往路で紐をつけておられたので、それをはずしておられる。
カンカケ越近くになると、植林になり、枝打ちや下刈りがされて歩きにくい。
カンカケ越へ降りやすいところを探し、最後は急な斜面をずり落ちるようにして無事峠に降り立
つ。 |
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| カンカケ峠から西を眺める |
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後山のシルエット |
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カンカケ越からは西に展望が開け、後山を中心とした山々が逆光に黒々としたシルエットを見
せている。後山の左は日名倉山、右は長義山、天児屋山。雄大なその景色にしばし見とれる。
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| ここからおりてきたな |
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東には阿舎利山・一山 |
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時間も押してきたので、そろそろ行動再開。車で降りられるわーさんを見送り、4人で林道を
下っていく。東に開けたところから展望すると、阿舎利山や一山が望める。その向こうには、段
ガ峰も。
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| 林道を下る |
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原リンゴ園 |
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あとは、車を置いたところまでやまあそさんのギャグに転びながら歩いておりる。ここで解散と
なる。原リンゴ園にはリンゴがたくさんなっている。先年、ここに熊が現れるというニュースを聞
いたことがあるが、熊にとってリンゴはごちそうだろう。
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高野峠の岩清水 |
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