峠山・八ヶ尾山 川阪から小原へ
兵庫 篠山市

小原から望む八ヶ尾山


 4月の末に下った尾根を登り、八ヶ尾山まで行くことにする。コースは、先日、やまあそさんの車を停
めたところから登り小原に下る予定である。

 鼓峠から三嶽を眺めると、岩壁がシャクナゲでピンクに染まっている。先日よりもたくさん咲いている
ようだ。車を運転しているのでゆっくり見られないのが残念。帰りにゆっくり眺めることにしよう。
車を停めたところから歩きはじめる 尾根は急だが新緑いっぱい


 私の車を小原のつまご坂登山口に置き、川阪に戻る。1週間ほどの間に山々は緑を濃くしてい
るように思える。先日はお天気が悪かったが、今日は上々。
 細い道を歩くと谷に入っていく。そのまま薄い踏み跡をたどると、尾根に出る。この尾根は川阪
砦跡から派生する尾根で、この前下った尾根の西に位置する。先日のオフでやまあそさんが案
内しようと思っていた「誓窟」がどこかにないだろうかと探しながら登っていく。尾根は徐々に急に
なり、「もう通り過ぎているのかも。」と話していると尾根から右に明瞭な踏み跡ある。
「ここにちがいない。」と思って辿ると、伐採地に出る。すぐ下に岩があるので、たぶんそこが目的
のところだろう。下りて確認したかったが、急な斜面を下りなければならなかったので、またの機
会に、と尾根に戻る。(*^_^*)
川阪砦跡 前回の反対側からくぐりぬける


 雑木の尾根は急で、なかなか登り応えがあり、平坦な川阪砦跡に出るとホッとする。ここで水分補給。

 いったん下って、細い尾根を登っていく。下りるときはそれほど急だとは思わなかったが、逆に歩くとか
なりの急登。岩が多くなると、先日くぐった岩門である。どこかでツツドリがのどかに啼いている。この間
も啼いていたっけ。同じ鳥かな?

 やせ尾根が終わると分水界尾根が近い。急な斜面を登り切ると、黄色いテープのある稜線に出る。オ
フの時にはこの黄色テープが川阪側への下り口を示していると話していたが、南の鍔市ダム側へ続いて
いる。北側にはテープは皆無だったので、南へ導くものだろう。

尾根から鍔市ダムを見下ろす


 中央分水界尾根は岩が多く、展望のよいところがところどころにある。そのたびに立ち止まって景色を眺
める。南を向くと、鍔市ダムと篠山市街、そして篠山・三田市境の山々。北には鹿倉山が大きい。ただ、霞
んでいるので遠望がきかないのが残念。峠山も八ヶ尾山もまだまだ遠い。
 コバノミツバツツジがまだ鮮やかな色を残している。

 P634を過ぎしばらく歩くと、急な下りとなる。
小倉タワ フデリンドウ


 突如現れた擬木の階段を下りると、小倉タワである。三嶽にある立派な道標と同じものが立って
いる。目の前には擬木の階段。歩幅と階段の幅が合わないので、登りにくい。登りきった所には
木のベンチがあり、「多紀連山ふるさと自然のみち」という立派な標柱まである。
 尾根は、P544から北へ向かう。
 木の間に峠山が大きく見え始める。峠山は北の旧西紀側は植林、南の旧篠山町側は自然林で
はっきりと色が分かれている。
峠山へ 擬木の階段が多い


 峠山とP544の鞍部には上筱見への道が下りている。さて、ここからいよいよ峠山への登りであ
る。
 重機で削った道に擬木の階段。かなりたくさんの木が伐られたことだろう。我々の苦手とする道
である。擬木の階段は使われていないところが多く、藪の中に隠れているところがある。階段なん
てつけなくても十分歩きやすいのにね。
サングラスをかけた恐竜? 峠山頂上


 山頂に近づくと道は緩やかになる。先を行く父たぬきが振り返って
「見て!」と笑っている。登山道の真ん中に、石を積んで作った恐竜。なんとサングラスまでかけ
ている。
 山頂(630.6m)は木々に囲まれ、三等三角点があるだけの静かなところだ。おやつを食べて
ちょっと休憩。

 峠山から下っていると、ここにもヒカゲツツジ。すでに花は終わっている。多紀連山はヒカゲツツ
ジがほんとうに多いね。
遠回りの道 八ヶ尾山への分岐 右は筱見四八滝へ


 峠山から下ると上筱見へ1.5kmの標識があり、ここから上筱見への道が下りている。少し歩く
と、筱見四十八滝への旧道と新道の分岐になる。ここは遠回りではあるが、平坦な新道を歩く。
重機で削ったと思われる道がCa600ピークの北を巻いている。新緑がまぶしい道だ。
 広い谷に出る。しばらく公園のようななだらかな谷を歩き、八ヶ尾山への標識から北東へと向か
う。
 
広い谷は緑のシャワー


 こちらも広い谷で、新緑が気持ちいい。鉱山跡か、大きな穴があいている。谷の淵には散策道で
も作るつもりだったのか、広い道が残っている。しかし、歩く人もなく籔に帰りつつあるようだ。
 谷の東にある鞍部まで登った時、上の方でガサガサという音。
「あっ、いのしし!」
父たぬきが指さす方を見ると、小さめのイノシシが慌てて逃げていく。昼寝中を起こしたようだ。

 
八ヶ尾山が近くなってきた 岩尾根からの眺望


 Ca600からは尾根を歩いて行く。P570を過ぎると八ヶ尾山が近くなる。
 岩尾根になると、ヒカゲツツジも多くなる。岩を慎重に登っていくと大展望が広がる。無線で矢問さ
んをコールしてみる。かすかに矢問さんの声が聞こえる。サブチャンネルに移ったが、それ以後聞こ
えなくなってしまった。展望を楽しみながらゆっくりと歩く。

 岩の尾根を慎重に歩き、西峰まで来ると山頂は近い。
南から西の展望
東の展望(左は毘沙門山、雨石山、櫃ヶ岳が連なる)
山頂は360度大展望 南尾根を下る


 山頂(677.6m 三等三角点)には1時前に到着。山頂は360度の展望。すばらしい眺望に
空腹を忘れ、しばらく景色を楽しむ。北に藤坂をはさんで、二年前に歩いた大平山、西谷山
東には、雨石山、櫃ヶ岳。矢問さんがおられる愛宕山も近い。南には、深山、弥十郎、そして
北摂の山々。西を向くと、歩いたきた峠山、その向こうに小金ヶ岳、三嶽が連なる。霞んでいる
のが残念!

 山頂は木蔭がなく暑い。展望を楽しみながら遅い昼食をとる。山々は新緑に彩られ、水の張ら
れた田が鏡のよう。

 矢問さんを何度かコールしてみるが、すでに下山されたようだ。我々も下山にかかろう。

 山頂から南へ尾根を下る。八ヶ尾クラブの標識などがところどころに設置してある。急な尾根を
下っていく。登りはしんどいだろうな。

 
つまご坂登山口


 自然林から植林になると、登山口は近い。車を置いた登山口に40分ほどで下り立つ。大きな
岩に守られるように祠があり、摩耗した石仏が我々を迎えてくれる。

 八ヶ尾山の北麓を走り、川阪に置いた車へ向かう。車から見上げると、八ヶ尾山の斜面は新
緑に輝いていた。

行った日 09 5/2(土)
行った人 たぬき二人
山行タイム 川阪8:30〜分水界尾根9:55〜小倉タワ10:30〜峠山11:15
〜八ヶ尾山12:50−13:35〜つまご坂登山口14:15
2.5万図 村雲 山行地図



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