ムカエ山から粟鹿峰へ
兵庫 丹波市

白い粟鹿峰(春日和田山道路青垣IC付近から 左:岩屋山 右:大箕山)

 二度びっくりという峠がある。やまあそさんのレポートにある青垣町徳畑と稲土の間にあ
る古い峠である。
 
 その二度びっくりからムカエ山へ歩き、分水嶺へ、そして粟鹿峰へというのが今日のコー
スである。
 青垣に入ると粟鹿峰が白い。数日前の雪がまだ残っているようだ。
棚田跡 粟鹿峰ははるか遠い

 車を稲土の奥にある浄丸神社に置き、稲土集落へ戻る。破線の道を二度びっくりへ向かう。
谷には棚田の跡が残り、家の跡もある。広い道が棚田の間に続き、道はあちこちで枝分か
れしている。地図とコンパスで方向を確かめながら進んでいく。
 急な尾根にとりつき、登っていくと本来登るべき尾根と様子がちがう。谷を間違えたようでと
なりの尾根にとりついたようだ。地図からもはずれている。とにかく登って主尾根に乗るしかな
い。何とか登ったピークは542.8mピークの北にあるCa520で、めざす二度びっくりよりもず
いぶん南である。西斜面は2年前の台風で崩れ、展望が開けている。粟鹿峰がはるか遠くに
見える。
「今日はあそこまで行けないかも・・・。」 

二度びっくり

 尾根が植林になると鞍部にきれいな道が現れる。両側に明瞭な道が続いている。コースを
誤らなければここにたどり着いたはずだが・・・。
鉄塔からの展望 烏帽子山が近い

 峠から鉄塔をめざす。ここからは予定していたルートである。ミスコースで体力を使った分、足
が重い。すいすい登っていく父たぬきのうしろを遅れ気味についていく。

 峠から10分あまりで鉄塔に着く。東には遠阪の谷を隔てて先日歩いた烏帽子山へ続く山並み
が一望できる。目を転ずれば、白い粟鹿峰が高い。
ムカエ山

 鉄塔からムカエ山へ向かう。Ca560あたりまで来ると雪が積もっている。ムカエ山直下は10cm
ほどはあろうか。
 滑りながら登りきったムカエ山はプレートも何もない静かな山頂。烏帽子山のように三角点がか
なり傷んでいる(629.3m 三等三角点 点名滝ノ谷)。水分を補給し、いよいよ長い尾根を西へ
向かう。白いPPロープが行く手の続く。雪があるので踏み跡はわからない。
雑木の尾根は明るい

 植林を抜けると、明るい雑木の尾根になる。日当たりがいいので雪はほとんどない。
右下には今での集落と遠阪トンネルへの道が覗いている。ミズナラ、コナラの林はいい
感じだが、ここでも鹿の食害か、下草がない。
ウサギの足跡(^^) 満開のミツマタ
 我々の気配を察知して慌てて向きを変えたのか、鹿の足跡が続いている。それに平行
してかわいいウサギの足跡が点々と続く。
 満開のミツマタがそよ風に揺れる。
分水界合流は近い 分水嶺を眺める

 尾根は小さくアップダウンを繰り返す。ちょっと尾根が入り組んだところはコンパスと地図
で何度も確認しながら歩く。
 P674をすぎ、しばらく歩くと、雑木の尾根になる。粟鹿峰がずいぶん近づいてきた。右の
谷は今出の奥で、斜面は伐採されて、展望がよい。やまあそさんと遠阪峠から歩いた尾根
が一望できる。空腹のなかでたどり着いたピーク(Ca730)は中央分水界である。

 雪のない場所を選んでお昼にする。木の間から但馬の山々が霞む。氷ノ山三の丸の雪
原が微かに白い。

 粟鹿峰までは標高差にして、200mあまりだが、歩くとなるとまだ1時間はかかりそうで
ある。今日は分水界尾根から管理道へ出たらそのまま下りることにして、ゆっくりとコーヒー
を飲む。

 
分水嶺を歩く 陰は雪が多い

 雲が厚くなってきた。雨が落ちないうちに下りてしまわないと・・・。
 
 分水嶺を南へ歩く。
「いい尾根やなあ。」
赤松林付近は雪が深い。ここを下ると池がたわである。今年最後のミニスノーハイクを楽しん
で池がたわに出る。
池がたわ 管理道路を粟鹿峰山頂へ

 池がたわ付近は平坦で、小さな池が水をたたえている。この池が名前の由来だろう。
ここで管理道路に出る。ここから下山するつもりで少し歩き始めたが、雪の上に犬の足
跡が頂上へ向かっている。
「わんちゃんが上がっているなら・・・。」と方向を変え、頂上へ向かう。

 04年秋の台風でこの管理道路は通行不能だったが、この2年あまりの間に修復され
ている。影には雪が残り、凍結したところは滑りやすい。わんちゃんと男性の靴とおぼし
き跡は、雪の上をあっちへ行ったりこっちへ行ったりしながら登っている。

 15分ほど歩くと、上の方からわんちゃん連れの男性が下りてこられた。ゲートのところ
に車を置いて歩いてこられたそうである。

 
歩いたきた尾根 但馬の山々(右は床尾山系)

 頂上に近づくにつれ、展望が広がってくる。登ってきた尾根も一望の下。なかなか長大
な尾根である。展望がいいところなのだが、遠くは霞んでいる。

 池がたわから40分で山頂に到着する。西に見えるはずの氷ノ山はほとんど見えず、鉢
伏山のスキー場が何とか白く見えるくらいだ。眼下に春日和田山道路が細い帯のように
続いている。

 山頂の三角点のそばでひと休みし、すぐに下山にかかる。
雪の残る道を下る ゲートまで下りてくる

 管理道路をのんびり下りていく。アスファルトがめくれ上がり、復旧は困難では、と思った
ところも台風の被害がわからないまでになっている。しかし、川を隔てた山の斜面には倒
木がそのまま残され、土砂崩れの跡が生々しい。もう2年以上経っているのに台風の凄ま
じさを思い出させる。
浄丸神社 勢いよく流れる

 山頂から1時間半足らずで浄丸神社に戻る。浄丸の滝を覗いてみると勢いよく水が流れ
ている。春を告げる粟鹿峰の雪解け水である。
 

行った日 07 3/21(水)
行った人 たぬき二人
山行タイム 浄丸神社8:20〜Ca520ピーク9:35〜67鉄塔10:15〜
ムカエ山10:40ー10:40〜分水界合流(昼食)12:15−12:50
〜池がたわ13:15〜粟鹿峰13:55−14:05〜ゲート14:55〜
浄丸神社15:25
2.5万図 矢名瀬  山行地図

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