|
 |
|
|
林道から大石コースを歩く |
|
|
|
残雪の4月に来たときには上山高原から小ズッコ登山口まで雪の林道を歩いた。季節は夏。
雪はなくなり、緑濃き山となった。
父たぬきは久しぶりの扇ノ山である。今日は自転車を持参し、ピストンでないコースを計画す
る。地図を見ると、大石コースが林道とクロスしているので、ここから取り付けそうである。
いつもの小ズッコ登山口を過ぎ、鳥取県側の河合谷登山口を見ながらさらに林道を走る。山
麓は開墾され、高原大根の栽培がされている。大根の集荷場を過ぎ、さらに走る。地図の破
線道とクロスしているところを通り過ぎたので引き返すと、枝にテープがぶら下がっている。
「ここが登山口にちがいない。」
当初はここに自転車を置いておくつもりだったが、河合谷登山口までは上りになるので、河合
谷登山口に自転車を置くことにする。
|
|
|
|
|
|
 |
|
 |
| 林道からの登山口 |
|
ヤマボウシ |
|
|
河合谷登山口近くに自転車を置き、先ほど確認したところまで戻る。ちょうど車が2,3台停
められるくらい広くなっているのでそこに車を置く。
地図の破線道は大石コースで、緩やかな尾根が小ズッコから西に延びている。林道とクロ
スし、さらに西に下っているのはずだが、その方に道は見つからなかった。
テープのぶら下がったところから破線の登山道に入っていく。よく歩かれた明瞭な道で、藪
ではないかと予想していたので、ルンルン気分で歩いていく。緩い尾根なので、きつい上り
もなく、快適そのもの。
目の高さにヤマボウシが満開の花をつけている。低山ではもうとっくに散っているのにね。
森に入ってからずっと続く蝉しぐれ。音量はザックに付けた鈴が聞こえないほど。ひとときの
夏を謳歌するように競ってないている。 |
|
|
|
|
|
 |
|
 |
| いい道が続く |
|
ツルアリドオシの絨毯 |
|
|
歩き始めてしばらくは、右側は植林だったが、いつのまにか植林もなくなり、緑いっぱいの
小径を楽しみながら歩く。足下にはツルアリドオシのかわいい花が絨毯のように咲いている。
やがてブナの木が現れ、地面にはブナの赤ちゃんもたくさん顔を出している。今年はどこで
もほんとうにたくさん芽が出ている。そのほとんどは成長せずに終わるだろうね。
|
|
|
|
|
|
 |
|
 |
| ヤマアジサイ咲く道 |
|
ブナの森 |
|
|
登山道にはブナの芽、ツルアリドオシ、そして、淡い空色のヤマアジサイも咲いている。派
手な花や珍しい鳥の声はしないが、ブナの森は何もなくてもそれだけでうれしい。小ズッコか
ら大ズッコのブナもいいが、こちらのコースもブナの原生林もいい。
|
|
|
|
|
|
 |
|
 |
| 袋川源流の碑 |
|
畑がすぐそばに見える |
|
|
いつまでもこの素敵な空間が続いてほしい。と思いながら歩いていると、白い杭が倒れて
いる。「袋川源流の碑」と書かれ、そばに古い杭が横たわっている。新しい方は、昨年10
月11日に、鳥取自然保護の会が中心となり子どもたちも一緒に古くなった碑を建て替えた
ものらしい。しかし、今冬の大雪で倒れてしまっていた。袋川は扇ノ山に源を発し、鳥取市
内を流れ、千代川に合流してやがて日本海に流れる。この川の下流に殿ダムというダムが
建設中のようで、碑のことはその広報誌に書いてあった。
源流をあとにし、Ca1160mを歩く。平坦でどこがピークかわからないほど。ずっとブナが
続く。大きな杉やいろいろな形のブナを足を止めて眺めながら歩いていくのは楽しい。
|
|
|
|
|
|
 |
|
 |
| 登山道に合流 |
|
小ズッコからのメインストリートを歩く |
|
|
林道から55分でメインロードに合流する。ここからは広い登山道。道は泥でゆるい。どうし
ても端の方を歩いてしまう。だから徐々に道が広がり、以前よりも広くなっているように思う。
歩きにくいところはエスケープルートができている。こんなものはなかったのに・・。
大ズッコを越え、ブナの純林の南面を下る。扇ノ山へ登りきると見慣れた展望所。しかし、
今日は全く展望がない。扇ノ山に来たときに展望が良かったことはあまりない。朝はすっき
りしていたので大山も見えるかも、と期待していたのだが・・・。
|
|
|
|
|
|
 |
|
 |
| 葉っぱのような蛾 |
|
木をくぐって下りる |
|
|
山頂に着くと、男性が一人、ベンチに座っている。ちょっとお話しをして避難小屋へ。2階へ
上がると、男性4人が賑やかに昼食中。西の方の空いたところに座らせてもらう。鳥取市内
の方たちで、いろいろお話ししていると、その中のお一人は篠山のABCマラソンに参加した
ことがあるとか。
父たぬきは無線のアンテナを組み立て、大山のOAPさんをコールしている。昼食を食べ、
4人グループが下山されたので、東の窓際へ移動し大段山のやまあそさんを無線で呼んで
みる。しばらくしてやまあそさんの声。ちょっと無線機を動かすと声が聞こえなくなるので、同
じ位置をキープしながら交信する。
そのあと、大山ユートピア小屋近くのOAPさんからブレイクが入り、大山の情報をいろいろ
聞かせてもらう。
無線をする父たぬきの腕に葉っぱが、と思って取ろうとすると葉っぱのような蛾だった。な
かなかかくれんぼの上手な蛾だ。(^^)
男女3人連れが上がった来られたのを潮に小屋をあとにする。山頂名物の門のような木を
くぐり、来た道を戻る。雪があるとき、この木は雪の下だった。
|
|
|
|
|
|
 |
|
 |
| サンカヨウの実 |
|
大ズッコを登る |
|
|
山頂からの下りにはサンカヨウの群落があり、実がたくさんなっている。この実は食べられな
いのかな?
大ズッコの若いブナを見ながら少し急な道を登っていく。
OAPさんが
「ここのブナはいいなあ。」と言われていたが、ほんとうにきれいなブナの純林だ。
|
|
|
|
|
|
 |
|
 |
| アシウスギ |
|
小ズッコ登山との分岐 |
|
|
大ズッコから小ズッコへ、大石コースとの分岐まで戻る。もう一度ここを歩いてみたいが、
自転車を置いているので、分岐を北へ歩く。すぐ近くに立派なアシウスギ。雪のあるときに
近くで見て、「すごい杉やなあ。」と思ったものだが、ごつごつとした幹と根元の空洞、そし
て雪の重みで垂れた枝・・・、そのどれもが力強く、厳しい自然の中で生きてきたことを物
語っている。
登山道に戻り、河合谷登山口へ下る。
|
|
|
|
|
|
 |
|
 |
| 林道の絵 |
|
カキツバタ |
|
|
自転車で車まで4kmを走る。はじめは上りもあるが、あとは下るばかり。道路の真ん中
に小石を置いたモザイクの絵が2ヶ所ある。スズタケと大根の絵のようだ。扇ノ山の特産か
な?
車に着くと同時に遠雷が聞こえる。
片づけをしていると大粒の雨が降り始め、慌てて荷物を車に積みこむ。
「タイミングよかったね。」
もう少し遅ければ雨に遭っていたところだ。
車を走らせると同時に土砂降りになり、道は川状態になる。上山高原に着くと小降りにな
り、それまでの雨がうそのよう。
高原に紫の花が咲いているのでスピードを落として見てみるとカキツバタが雨に濡れてい
る。昔はもっとたくさん咲いていたそうだが、こっちに1本、あちらに1本というように群生とい
うような咲き方ではない。
ふたたびカキツバタが咲き競う高原になることを願いながら、上山を後にする。
|
|
|
|
|
|
※ 扇ノ山で出会ったブナです。 |
|
|
|