氷ノ山 黄葉に酔う
兵庫 養父市


 黄葉の氷ノ山へ行きましょう、ということで、だっちゃん、bhnさん、そしてとうこさんご夫妻と
ともにブンまわし〜東尾根を歩くことに

 集合場所の小路頃に1時間前に到着。豊岡和田山道路ができてから、さらに但馬が近くな
った。10月はじめにハチ高原で起きた地滑りのことが気になったので、様子を見に行ってみ
る。林間学校のシーズンも終わったのか、高原は静かに冬の訪れを待っているよう。灯りのつ
いたペンションで登山道の様子を尋ねてみる。小代越への道は通行禁止で、高丸山へ登るこ
とはできるという。
「これは計画変更しないと・・・。」

 小路頃に戻ると、とうこさんご夫妻が到着されている。すぐにだっちゃんも・・・。初めてお会い
するとうこさんのご主人「ゆうちゃん」は、とても落ち着いた感じの紳士である。(^^)
 bhnさんから無線が入り、関神社の信号を左折したとのこと。しばらくすると、お嬢さんのM美
さんとともに現れる。M美さんは、bhnさんそっくりの素敵なお嬢さんだ。
 
 小代越への道は歩けないということで、東尾根から登り、大久保へ下りることにする。車2台
を福定に置き、氷ノ山国際スキー場に向かう。次の日の22日が紅葉登山大会が行われる予
定で、21日の夜は前夜祭が行われるという。人出の多い22日を避けてその前日にしたのだ
が親水公園にはすでにたくさんの車が停まっている。氷ノ山国際スキー場への林道を歩いて
いる人も何組か見受けられる。

 氷ノ山は、9月に大段ヶ平から行ったばかりだが、その時はまだまだ黄葉には早く、夏の空
が半分残っていた。
 
まど登山口 歩き始めるとすぐに黄葉の木々が迎えてくれる

 スキー場を過ぎ、東尾根登山口も通り過ぎて、さらに林道を走ると、まど登山口に到着。近く
で工事中なので、少し離れた空き地に車を置く。数年前に山頂からこの登山口へ下りたことが
あったが、その時とは様変わりし、立派な看板や「まど登山口」という標識が立っている。

 新しい丸太の階段を登り、尾根へとりつく。辺りは黄葉し始め、とてもいい感じ。
「いいなあ。」「きれいねえ。」「この道はいいなあ。」など、感嘆の声、こえ。bhnさん親子は撮
影しながらしんがりを歩いておられる。
 やがて、ブナが現れ、登山口から30分ほどで東尾根登山口に着く。少し休憩し、いよいよ
東尾根を歩いていく。
いいなあ

 辺りはブナの黄葉、カエデ、モミジの赤や黄に彩られ、空気まで赤くなっているよう。足を何
度も止めては黄葉の木々を眺める。
「ほんとうにいいときに来たねえ。」
まさに、黄葉のベストタイミング。こんな素敵な空間を歩けるなんて、なんて幸せなことだろう。
(振り返っても) いいなあ

 振り返ると、だっちゃんとbhnさんもブナの黄葉に包まれてにこにこ顔。

 ドウダンツツジはまだ完全に黄葉していないが、色が変わっていく過程が見られ、これはこれで
趣がある。あと2,3日もすれば真っ赤に紅葉するだろう。来年の花芽はできてるかな?とだっち
ゃん。今年はあまり咲かなかったので来年は表年かもね。
いいなあ

 一ノ谷の手前までくると、ガスが流れ、山が見え隠れするのも風情がある。
いいなあ

 一ノ谷はガスにつつまれ幻想的。陽があたったときも美しいがこの風景もいい。ことばも出な
いほど、というのはこういうことを言うのだろうか。先を歩くとうこさんご夫妻の影がガスの中に
消えていった。
 追いついて、とうこさんと赤く色づいた葉っぱに見とれる。東尾根は何度も歩いたが、黄葉の
季節は初めてで、感激もひとしお。それに今年は朝晩の気温の差が大きく、きれいに黄葉して
いるようである。

 しばらく歩くと、神大ヒュッテ。荷物を下ろして小休止する。休んでまもなく、
「おっ、だっちゃん!」と男女二人連れが我々と同じ方から来られる。林道を歩いておられた方
たちのようだ。
 大段ヶ平の方からも数人のパーティーが到着し、神大ヒュッテ前は俄然にぎやかになってき
た。
足下にも秋 山頂は人 ひと

 神大ヒュッテから山頂まで1km。千本杉の木道も新しくなっている。古生沼の手前で流れ尾
を確認する。かなり急な尾根だが、登れそうなので、いつか登ってみたいものだ。

 父たぬきは登山口から八木アンテナを組み立てて持っていたので、「それはなんですか?」
と尋ねられる。6月に氷ノ山に登ったとき、すれ違った人が「熊探知機かな」と言っていた。無線
をしない人にとっては不思議なものに映るだろう。

 登山口から3時間ほどで山頂到着。たくさんの人で賑わい、氷ノ山越の方からも続々と登っ
て来られる。と、「あら!」と声をかけてくださる方が・・・。kokoさんご夫妻だ。親水公園から登
り、ぶんまわしを歩かれる予定だが、通行止めの表示があったという。

 
 
伊吹山のLNWさんと交信 三ノ丸の向こうに三室山が霞む

 お湯を沸かし、おうどんを作る。父たぬきは近くにあったコンクリートブロックを借り、そこに
アンテナを立てて早速無線。今日の目的は黄葉と、伊吹山移動のJN3LNWさん(矢問さ
ん)
と交信することである。コールし、少し間をおいてLNWさんから応答がある。サブに移
動したが混信があり途切れてしまった。しばらくして私がコールするとうまく繋がり、山の情
報を交換する。山で無線はあまりしたことがないと言われているが、なかなかお上手だ。
早く山頂に到着され、待っていただいていたようだ。うまく繋がってよかった。(^^)

 出発間際、だっちゃんも矢問さんと無線で交信。

 「今日の目的の一つは達成できたね。(^^)」
 
黄葉の山頂を振り返る

 山頂直下の階段は木道になっている。6月にはそうではなかったので、それ以後にされた
のだろう。ところどころにある看板も同時に設置されたようだ。
 甑岩を過ぎ、振り返ると赤や黄にそまる山腹が燃えているかのよう。
「たぬきさん、山が燃える〜、と歌ってくださいよ。」と、とうこさん。まさにこの歌のような景色
である。陽がさすとさらに紅さが際だつ。いいなあ。何度このことばを口にしたことか・・・。

鉢伏山を望む
氷ノ山越えへの道
青空に映える

 ブナの原生林付近には先行のパーティーが休憩中。ブナに囲まれると身も心も癒されるね。
何となく山の歌を口ずさむ面々。見上げると、青空にブナが精一杯腕を伸ばしている。冬に向
かって大きく背伸びをしているかのよう。このブナの下でゆっくりとしていたい、という声も・・・。
氷ノ山越え

 氷ノ山越に着くと、ぶんまわし方面へはPPロープで通行止めの表示がしてある。
「さーて、どうしましょう?」と相談していると、単独男性がロープをくぐって来られる。
ぶんまわし尾根の様子を伺うと、鉢伏から歩いてきたが、大久保から登ってくる人も
あったとのこと。またkokoさんご夫妻とあとひと組の男女に出会ったと言われる。
 時間は2時。今回は諦め、親水公園へ下りることにする。
いいなあ

 下りていくと黄葉の向こうに山頂が見える。
「ここの黄葉もいいなあ。」

 bhnさんは立ち止まっては写し、写しては歩き。bhnさん、Mさん、そして私はちょっと遅れながら
歩いていく。景色に見とれているとどうしても遅れがちになる。(^^; 
 黄葉し始めたナナカマドは、1枚の葉っぱが緑から赤になっていて、のグラデーションがきれい。
 
地蔵堂が近い
 
 葉っぱは下に行くほど青く、まだ黄葉はこれからのよう。1週間後でも楽しめそうだ。

 地蔵堂で待つみなさんと合流し、揃って下っていく。
下の方は黄葉してません 親水公園に下りる

 つづらおれに急な道を下っていく。登りではしんどいところだ。

 大きな栃が現れるとすぐ下は布滝である。滝の周りはまだまだ緑。黄葉に彩られた滝も
いいだろうね。
 布滝を見物し、親水公園に無事到着。だっちゃんとゆうちゃんは、すぐに大久保まで車を
取りに行かれた。待っている間にお茶タイム。
 そのあと、まど登山口のbhんさんとたぬき車の回収にゆうちゃん車で行っていただく。ゆ
うちゃんには、休んでいただく間もなくほんとうに申し訳ない気持ちでいっぱい。
 やがて、kokoさんご夫妻も元気に戻ってこられた。

 次のは登山大会なので、登山口を下見にやってくる人もある。明日も大勢の人で賑わう
ことだろう。


 黄葉の余韻に浸りながら、みなさんとお別れする。

 尚、登山口にあった案内板は今年9月に設置されたもので、それによるとまど登山口に
もトイレが建設されるようです。大段ヶ平にも作られていますので、同じようなトイレができる
のではないかと思われます。

行った日 06 10/21(土)
行った人 bhnさん Mさん だっちゃん とうこさん ゆうちゃん たぬき二人
山行タイム まど登山口8:50〜東尾根避難小屋9:20〜神大ヒュッテ10:45ー11:05
〜山頂11:35ー12:40〜氷ノ山越13:45ー14:05〜親水公園15:35
2.5万図 氷ノ山   山行地図

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