丹波新聞 2000年(平成12年) 1月30日(日曜日)

住民が橋の名称決める 栗柄峠改修促進委員会「かすがあずま橋」に 
 春日町野瀬と篠山市栗柄を結ぶ主要地方道・春日栗柄線の道路改良工事が進むなか、地元の住民団体が、「谷にかかる橋に親しみのある名前をつけよう」と町民から名称を募集。一つ目の橋梁の名前がこのほど「かすがあずま橋」に決定した。
 春日町野瀬・栢野両区の代表者で構成される「栗柄峠改修促進委員会」(細見静雄代表)が呼ぴかけていたもので、町内全域から三十二人、八十九作品の応募があった。
 橋の名前に採用されたのは細見ふさ子さん=野瀬=の作品で、「かすが」は町名であると同時に、新しい息吹を感じさせる春の光を意味し、「あずま」は「東」「源」に通じ、町の東
玄関ともいえる峠にふさわしいという意見で一致した。
 また、上見洋子さん=七日市=の作品をもとに道路の愛称を「丹波夢街道」と名付けることにしたという。
 大路代表区長の山内薫さんは「峠の改修工事が完了すれぱ、篠山口まで十五分ほどで行けるようになり、都会とずいぷん近くなる。通勤者も増え、都市との交流が活発化して春日町に大きなメリットをもたらすと思う」と話していた。
 峠の改修事業は蛇行が続く3.2キロメートルの現在の道路を、山を削ったり谷に橋梁を建設するなどして、一・八キロメートルの緩やかなカープの道路に改良するもの。平均幅員5メートルの1車線道路から全幅八メートルの二車線道路に生まれ変わる。
 橋梁は三力所に建設され、残り二つの橋の名称もそのつど募集していくという。
 細見さん、上見さんのほか、次の皆さんの作品が佳作に選ぱれた。▽岡田君代(下三井庄)方山糸江(栢野)細見泰彦(同)


 仕事人間、会杜人間というと家庭や地域をかえりみない悪者のように言われるが、仕事熱心な人たちの技能や技術が地域で活かされたら楽しいのでは。
阪神淡路大震災をきっかけに発足したひょうご勤労者ボランティアネットでは、勤労者が職業などで身に付けた特技などを活用してもらおうという。
▼発足してからニカ月になるが、丹波地域を包括するボランティアネット丹波(栢原町の丹波年輪の里に事務所)・にも手話通訳、着物の着付け、車イス介助、バルーンマジックなどの登録申し込みが増えてきた。
▼新聞記事などを見て間い合わせの電話があり、「何かをしたいのだが、何も特技がないという人もあるようです。でも、仕事の内容を聞いたりしていると出来ることがたくさんあります」とコーディネーターは話す。
▼たとえば、人前で話すのは苦手だが、ワープロが打てるとかお年寄りの話し相手、送迎の自動車の運転などで登録した人もある。「その人の見えない力というものが発揮出来、人間的魅力を引き出せれぱ」と期待する。
▼確かに、会杜で得た知識はその中でしか評価されない部分もある。どんな技術を習得していたとしても、異なった分野の人や一般社会のなかで、理解しがたいこともあろう。
▼仕事や趣味では味わえない自己実現。「老後を生き生き暮らすために現役の時から自分の生きかたを考えておかなけれぱ」という人もある。勤労者や家族のキラリと光る汗が地域社会を潤すのではないだろうか。
(M)

  舞台の裏方
 
 先日、丹波の森公苑で劇団「四季」のミュージカル「王様の秘密」が公演された。
 誰もがよく知っている董話「王緑の耳はロバの耳」で、出演者が客席に降りてきて歌うなど会場全体を巻き込んでの楽しい舞台だつた。
 その舞台の裏側で、舞台を創る裏方に参加した。いや、スタッフの手伝いをさせてもらったというべきだろう。
 ミユージカルだけに機材の量や大きさ、設備も桁違いに多かったのだが、限られた時間に限られた人数で舞台のセッティングをしなけれぱならないのだから重労働だ。「時問が〃あっ〃という間に過ぎていった」という感じだった。
 「ふしぎなくろまめ」の時は、出演者として舞台を創ったが、裏方として舞台を創る(手伝っただけだが…)のは今回が初めて。劇団スタッフの指示どおり機材を運ぴ、大道具を組んだ。
 その間、キャストの面々は、ホールロビーで発声の練習や、ダンスの細かな調整で本番を待つていた。「くろまめ・・・」の時は、我々は本番まで発声練習どころか、無駄に時間をロスしていただけだった。プロと素人の大きな違いだ。
 舞台は出演者が表舞台で脚光を浴ぴているが、その裏で支えている人たちがいる。今回、その裏方を体験させてもらったわけだが、ブロの舞台の手伝いという本当にいい経験をさせてもらったと思う。
             (黒井)

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