丹波新聞1999年(平成11年)1月10日(日曜日) より一面転載
この記事は丹波新聞社のご好意により転載させていただきました。
西高移転容認の方向 氷上3校堅持を 青垣町の懇語会が提言
氷上西高校の今後のあり方を検討してきた青垣町の「氷上西高等学校問題懇話会」(上山一雄座長、メンバー十四人)は、これまでの協議結果をまとめた最終報告書を武田信一町長に提出した。報告書では、現在地における条件整備、環境整備の実現が本可能な場合は同町のへき地性に留意しつつ、「氷上西高校の移転もやぶさかでない」としている。同校の移転問題はこれまでから郡内の関係者の間で論議されてきたが、武田町長もメンバーに加わっている同懇話会が初めて同校の町外移転を容認する方向を示したものとして注目される。 以下詳細は丹波新聞をご覧ください
分校の存続を求める 高校教育改革の中間報告に反発 篠山産の同窓会
焼却灰処理めど立つ 三重の委託業者営業停止 町内に借り置き
ロビーでゆったり 松寿園が増築工事 事務所2倍の広さに
地域林業の担い手に 多紀都森林組合が合併締結
作家の平岩さん迎え新春講演会 17日丹南町で
大江礒吉の生涯荒木教諭が講演 20日、氷上町で
丹波人now 環境キーワードに 建築家 上田信也さん(宝塚市在住)
スポーツ、音楽会などで一万六千人を収容する大阪城ホールを初め、昨年建築賞を受けた大阪府立図書館、毎日放送ビルなど数々の有名建築物の設計を手がけてきた。十五年たっても斬新さを失わない大阪城ホールのデザインは、「歴史的な景観にマッチさぜるため、屋根から下の部分の大半を石垣にし、〃点対称〃の形で変化を出すなど、工夫をこらした」。米国の州立大で教えたこともあり、今もアフリカ・ケニアのジョモ・ケニヤッタ大学の客員教授として、毎年実践指導に出かける。
建築設計の業界も、会計士や弁護士と同様、国際的な相互参入、つまり、自国で質格を持つ人がそのまま他の国でも仕事が出来るようにする、という動きが起きている。「ただ、欧米では『建築家』と『建築士が区別されているが、日本では『建築士という資格しかなく、どう対応するかが課題になっている。
日本の建築士の養成は、これまで技術面に重点が置かれ、美術や歴史といった面での教育が足りなかった。大学の教育年限も、欧米並みに五、六年に増やすことを考えなければならない。いすれにせよ、建築家がきちんと機能を果たし、社会的地位を高めるだけでなく、一般市民にも建築デサインにもっと目を向けてもらうチヤンス」。
日本では、個々に優れた建築物はあっても、全体としての町並み景観の美しさという点では、問題が多い。「外国のお客さんを案内していて、看板のあふれ返る風景など、口には出されなくても、うんざりしているな、と感じることがよくある」。丹波にも時々帰るが、「景観がだんだん没個性になって、丹波らしさが損なわれつつある」のを心配する。建築家の間では今、百年間持つ「百年建築」や、建て替え時に廃棄物の量が少なくてすむように材料を工夫することが大きな研究テーマになっているという。「世紀末から世紀初にかけてのキーワードは、やはり『環境』だと思う」と、きっばり。(外野英吉)
上田信也(うえだ・のぷや)宝塚市在住 一九四○年(昭和十五年)姫路市生まれ。市島町に疎開し、柏原高、名古屋工業大建築学科卒。京大大学院修士謀程修了。六五年、日建設計入社。カリフォルニア大バークレー校留学。現在大建設計取締役大阪事務所副所長。
丹波春秋
正月休みが終わって、なかなか工ンジンがかからないまま取材を始めたが、日頃お世話になっている人たちに新年のあいさつをするのもなかなか気持ちのよいものだ。親しい人に改まるのはちょっと照れくさい感じもするが、気持ちがシャンとする。
▼休みの始めに喉が痛くなって熱が出て、寝込んでしまった。バタバタと忙しいのから開放されると気が緩んだのかもしれない。しかし、年明けに友人と計画していたスキー旅行が近づくと自然に風邪も吹き飛んだ。
▼気が張っていると少々体の調子が悪くても平気なのに、体温計で熱があることを確認した途端にぐたっとすることがある。転んだ瞬間はなんともないのに血が出ているのを見た途端、痛みが酷くなることもある。▼この長引く不景気も「本当はそれほどでもないのに『景気が悪い』という一言葉を良く耳にするから、もしやのためにと貯蓄に回し、消費につながらないからだ」という意見も聞く。原因はそれぱかりではないだろうが、一理あるのかもしれないなあと、海外旅行に出掛ける空港の風景や歳末バーゲンの様子をテレビで見ながら思った。
▼気持ちの持ち方で何でもないことだったり、必要以上に落ち込んだりするのは良くあること。不景気や大企業の倒産、官僚の汚職、いじめなど暗いニュースが目立った昨年だが、気持ちをプラスに切り換えて良い一年になれぱと願う。ノストラダムスの予一言がなくても、今年も先行きの分からない年になりそうだ。それでも、今年はどんな明るいニュースが待っているか。そう思って、早くエンジンをかけなおし、走りださなくては…。(S)
平成11年1月10日(日曜日) 1面より転載 もどる