丹波新聞 1999年(平成11年) 10月17日(日曜日)

小学生も「ABC」 英語導入に備える まず先生の研修から 篠山市 
 小学生に歌やゲームを通して楽しく英語を身につけさせ、国際性豊かな子どもを育成しようと、篠山市でこのほど「小学校英語準備会」(大西克彦会長、五人)が発足した。近い将来導入が見込まれる「小学校英語」に備えるとともに、2002年に完全実施される総合的な学習などに生かそうというもので、現役の教職員対象に十月二十八日から「小学校英語」の教授法研修会を開く。大西会長は「小学校英語は、英語を使った遊ぴが主体。参加するしないは先生の自由。やる気のある方はこぞって参加を」と呼ぴかけている。
 研修は、児童英語講師の長田真理子さんを迎え、五回コースで行い、「聞く」「話す」「読む」「書く」のトータルな英語学習を体験する。
 一回目が「小学生英語の必要性・なぜ小学生に英語が必要なのかを共に考えましょう」二回目がフオッニックス(英語教育の教授法のひとっを使った指導、三回目が「ゼロから始める英会話」四回目が「活動、ゲーム、歌」五回目が「絵本を使ったストーリーテリング」となっている。
 大西会長は、「小学校英語は中学英語と全く別物。楽しむことが主体。先生は『英語』と聞くと構えてしまうかもしれないが、頭の片隅に残っている単語や知識で十分対応できる。
 十五回ほど研修を積めば教えられるようになります。ただ、下手すれぱ小学生から英語嫌いを生むことになる。
 いかに子どもの負担にならず、楽しく学べるようにするかが重要。『小学校英語』導入の是非も合めて一緒に考えましよう」と話している。


 介護保険にごみ問題など様々な行政課題が山積する。丹波県民局の北原昭夫局長の所には多種多様な相談が持ち込まれる。
▼「この間題は県庁のどの部署で処理出来るかは長年の経験から良く知っているので、アドバイス出来れぱ。丹波の住民の声を県政に反映させる役割が大切だ」と職員にも常々話している。「これからは、水間題とゴミ間題が丹波の白治体の大きな課題になる。ゴミの広域処理計画の話も本腰を入れて取り組む必要がある」とも言う。
▼県民局の役割も色々と議論される。局長は県の各地域の顔的存在でもある。しかし、住民にその役割を十分認識してもらうように考えていくことも大事。丹波県民局は九月の大きな災害に職員を一部の役場に張りつけて、町長らに正確な情報を伝える役割も持たせるなど機動性を発揮させた。大きな災害時には町の職員は現場に出たり、混乱していることが多く、応援ずるのが目的。
▼一九九八年度の丹波十町の決算見込みでは、地方税が昨年度に比べ八億七千五百万円の減収になり、今後の財政運営が益々厳しくなるものと見られ、少ない予算で最大効果を上げる知恵比べの時代になった。
▼「情報を住民にいかにわかりやすい言葉で伝えるか、必要としている人や対象となっている人に生きた情報が届いているかどうかが行政の基本」と北原局長は力説している。介護保険が来春スタートする。住民が気軽に相談出来る窓日になることが必要な要素かも知れない。駆け込みのできる行政でありたい。(M) 

  遊びながら学ぶ英語
 
 篠山市の現役、○Bの教職員らが、「小学校英語準傭会」を発足させた。「英語」と聞くと、イコール「勉強」、イコール「苦手」という図式が頭の中で構築される「英語嫌い」の先生も多いと思う。でも、苦手な人でも教えられるのが「小学校英語」。読み書きではなく、しやべれるようになることが前提。単語や文字を教えないし、教科書も使わない。耳から入ってくる一言葉になれ親しもうという趣旨なのだ。
 丹波に近い和田山町立糸井小学校が、平成八年度から昨年度までの三年間、文部省の指定研究開発学校に指定されていた。糸井小の先生は、「『黄色』なら『イエロー』。『何色』なら『ワッツカラー』。スペルは書きません。あと、毎回ゲームをして体をいっぱい使って遊ぶ。嫌がる児董はほとんどおらず、三年間英語の授業は子どもたちの人気の的でした」と振り返る。
 圧巻なのは、参観日に英語の授業を親に見せていたということだ。さぞかし親もぴっくりしたことだろう。
 さて、今回の研修会、対象は教職員となっている。と言うことは、事務の先生はもちろん管理職の先生方も合まれる。篠山市にはご三十人の教職員がいるそうだ。
 研修会に何人集まるのか。ひょっとしたら子どもたちから「先生英語習いにいかへんの」とツッコミを入れられるかも。(足立)

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