丹波新聞 1999年(平成11年) 8月12日(木曜日)

18人の顔ぶれ決まる 氷上町議選 投票率は84.89%
 任期満了に伴う氷上町議会議員選挙が八日、投開票され、十八人の新たな顔ぶれが決まった。定数に対し六人オーバーの激戦となり、町民の関心も高いと思われたが、投票率は八四・八九%(前々回九○・六五%)と低調だった。また、開票事務において、確定票を出す段階で総票数が合わず、一部票の点検をし直したため発表が予定よりも大幅に遅れ、関係者のいらだちと事務の慌ただしさが交錯する場面もあった。
 当選したのは、現職十三人、新人五人。党派別では、公明一人、共産二人、そのほかは無所属。前々回の当落ラインは四百票台だったが、今回は上位五人が八百を超える票を集めたため、三百票前半まで下がった。また、新人が現職議員にどこまで食い込めるかが注目されたが、結果的に現職議員の健闘ぶりが目立つ結果となり、大幅な交代劇はなかった。
 選挙を経験していない一期目の現職の結果は、大きく明暗を分けた。今回は、定数を二十から十八に減らした初めての選挙。前回の無投票当選を受けて選挙戦を望むムードが強く、候補者を擁立する動きが告示直前まで続いた。
 近年にない激戦となり、高い投票率が期待されたが、選挙離れの傾向からか全体的に伸ぴ悩んだ。当日有権者数は一万四千八百六十六人(男六千九百九十四人、女七千八百七十二人)、投票者総数は一万二千六百二十票(男五千八百三十三票、女六千七百八十七票)、無効票は百六十九票だった。

投票結果

当853 小山 欣弥 公現
当846 田辺 亨司 無新
当814 岸田 昇 無現
当810 谷 利浩 無現
当804 足立 正典 無現
当723 大木 滝夫 無新
当703 三村 廣志 無現
当688 橋本 幸雄 無現
当637 荻野 寛一郎 無現
当626 西田 正敏 無現
当609 中西 博子 共現
当549 伊田 礼子 無新
当543 廣瀬 祥太郎 無現
当489 篠崎 裕亮 無新
当459 井上 義昭 無現
当431 広瀬 憲一 共現
当356 寺田 昭一 無現
当339 青木 孝義 無新
266 荻野 啓一 無新
250 田野 春夫 無現
249 山本 育男 無現
180 谷田 治則 無新
166 橋本 雅之 無新
58 西村 学 無新


 「郷土愛に生きる柏原町の一青年として、婦人会が町連合運動会に福知山踊りをやられると聞きし時の驚き、そしで悲しみ。・…何たることぞ、青年団こぞって反対するものなり。小学生と手を取って踊る柏原踊りこそ、真の町運動会ではあるまいか」。
▼時代がかった投書は、昭和十一年九月の丹波新間から。解説記事によると、「織田公の瀋邸だった小学校で、逆賊明智光秀の城下だった福知山の民謡を踊るとは」というのが反対の理由らしい。「柏原踊りは子供もよく知つていて、間違つたら笑われるので、知られていない福知山踊りを」という動機だった婦人会は、途方にくれたとか。
▼今夏の福知山商業の甲子園での活躍の原動力になったのは氷上勢で、柏原からも応援バスが繰り出された。スタンドで福知山音頭が演奏されたか、知らないが、当時の青年団員が見ていたら、何と言ったろうか。「織田公の臣民が、明智勢に助っ人するとは何たることぞ」(?)
▼今日の丹波新聞にもしこんな投書が載ったら、それこそ読者を驚かせるに違いない。しかし、ほんの二世代前に、そんな論議がごくまじめにされていた。逆に考えると、柏原町だ、氷上郡だ、篠山市だ、とこだわつている時代もやがて終わるのだろう。
▼「福知山出て長田野越えて駒を速めて亀山(亀岡)ヘ」−光秀の領土は群雄割拠の丹波では珍しく広かった。この唄にも、そうしたスケールを感じる。商業都市福知山を栄えさせたのは、広域性の志向だったのでは。(E)

  丹波のナイススポット
 
 お盆がやってきた。丹波新聞も次回はお休み。十五日には大躍進の福商野球部を応援に、申子園に出かける人も多いだうつ。
 私も数日間の夏休みをもらい、帰省する友達をどこに連れて行こうかと思案中。まずはイベントをチェックする。「ふるさと柏原夏まつり」とユニトピアささやまの「サマーカーニバル」で花火大会か。独鈷(どっこ)の滝のライトアッブは涼しげやな。市島の「案山子(かかし)祭り」も、のどかな風景が広がっていそうでぜひ見たい。
 食事はどうしょうか。そう言えぱ、小学生の時に行った青垣の「アマゴの里」で、つかみ取りしたアマゴの塩焼きの味は絶品だった。篠山のわら葺き屋根の「一会庵」さんにおいしいおそぱを食べにも連れて行きたい!夜は柏原の「田舎屋」さんで、おいしい料理と日本酒をいただくコースがいいかなあ。「丹波新聞に勤めとったらよう知っとるやろ」と期待されると、そんなに知らないのについはりきってしまう。
 久しぶりに友達の元気な顔を見て、おしやべりするのが一番の楽しみ。とはいえ、都会に出ている友達はきっと知らない、地元のナイススポットを紹介しようと思っている。皆さんもどうぞよい夏休みをお過ごし下さい。(徳舛)

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