丹波新聞 1999年(平成11年) 7月29日(木曜日)
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活性化への決意新た 柏原町 まちづくりフォーラム | |
| 中心市街地の活性化計画の実現に向け、柏原町は二十三日夜、氷上郡民会館で「まちづくりフォーラム」を開いた。「住民と行政の協働による活性化」と題して、立命館大学教授で活性化計画の顧間、高田昇教授の基調講演や、梅垣降町長ら各立場からの意見交換を行ったパネルディスカッションなどが行われた。参加した人たちは商店街復活への決意を新たにした。 | ||
| 中心市街地の活性化には、行政、民間が一体化した事業展開が必要として、活性化意識を高めようと開いたもので、町民ら二百人ほどが参加した。 高田教授の講演は、「柏原町のこれからのまちづくり」と題し、柏原の活性化にむけた取り組み、課題、再生の意義などについて話をした。 高田教授は、「2つ、3つの空き店舗対策をしても意味はない。柏原の商店街は、外から来た人にとっては商店街がどこにあるのか分からない所まで来ている」と厳しい言葉。 滋賀県の長浜や兵庫県の山東町の町づくりの例を上げ、「民間と行政がまちづくりをやっていく上で、実行力のある推進組織を立ち上げることが大切」と話した。続くパネルディスカツションには、パネラーに梅垣町長のほか、商店街活性化協議会委員長の荻野吉彦さん、町総代協議会長の野村照夫さん、丹波新聞社記者の徳舛純さんの四人がそれぞれの立場からのまちづくりの思いを語った。 「高齢者に優しい街」「町全体が楽しいと思える街」「生活に便利で住みよい街」「文化的に優れた街」「全国に情報発信できる街」など町づくりのビジョンを、それぞれが熱く語っていた。 | ||

炎暑でベランダの花のポットがどんどん水を吸い込む。畑でナスを作つている知人が「水やりが一仕事」とぼやいていた。
ナスは水をやるほど、無精をして根を地中に張らなくなる。しかし実をやわらかくするには、仕方がないという。
▼日照り続きで元気のない〃日本経済種〃のナスはどうか。こちらは古くなった土そのものが傷んでおり、単純ではない。1〜3月期の成長率が予想外の高い数字を記録して政府を喜ばぜたが、楽観は禁物。昨年来、「ウン十兆円にのぼる」大型補正予算の水をじゃぶじゃぶと注ぎ込んでの話だ。
▼おまけに銀行への公的資金注入、保証協会の特別枠融資保証等々、モルヒネのような液まで使われた。一息ついだ銀行はゼネコンの借金を棒引き。便乗保証でゴルフ会員権が買われ、相場が上がってきたとも間かされると、乾いた喉を何とか湿らそうと真面目にやっている国民は「一体どうなっているんだ」と思う。
▼その費用は国の膨大な借金であり、将来確実に税金となって国民にツケ回しされて来る。それでも政府は「景気を放っておけぱ失速の恐れも」と、またまた補正予算を準備中という。
▼ここはまず、古い土そのものを取り替えることに智恵を絞るべきなのに、水をまいている方が文句を言われなくていいからか、いっこうに進まない。「一見茎や葉っぱが茂り、実もそこそこ成るかに見えていたのが、中はかすかす。根腐れを起こし、川向こうの巨大な畑から吹いてきた突風であっという間に倒れてしまった」というような結末にならないことを析る。(E)
まちづくりフオーラム
柏原の商店街が生まれ変わろうとしている。
町は二十三日、三月にまとめたまちづくり計画を広く町民に知らせ、自分たちのこととして考えてもらおうと「まちづくりフオーラム」を開いた。
計画の顧間であ高田教授のゼミ○Bという縁で、私もパネラーとして参加。「若い女性の立場から、普段思っていることを言つて下さい」とのことだつたので、「道が狭いなら一方通行に」「空店舗活用に高校生を参加させては」などと、結構大胆な具体的提案を述べさせてもらつた。「まちづくり」なんて、一昔前にはなかった言葉。「行政がやるもの」と思っている人もいるだろう。でも時代は変わり、今は「住民参加型でなけれぱうまくいかない」というのが常識だ。
柏原町にとっては、このようなフオーラムも初めてならぱ、今進んでいる「まちづくり会社」設立の試みだって初めてのこと。行政も住民も手探りで、まちの生き残りをかけて必死に「柏原町にしかない魅力」を作り出そうとがんばっている。また今は、郡内ぐらいの移動は日常的に行われていることを考えると、各町が独自の魅力を作り出すとともに、町の枠を超えた協力と役割分担を進めることも必要になってくるだろう。まちに関わる全員が、それぞれの立場で協力することが大切だと思う。(徳舛)