丹波新聞 1999年(平成11年) 7月25日(日曜日)
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仲良し2人の晴れ舞台 国立文楽劇場で日舞 | |
| 篠山市味間新の日本舞踊藤間流・藤間千栄之丞さんの主宰する教室に通う小学五年生の二人が、このほど大阪日本橋の国立文楽劇場で行われた同流派の舞台に出演した。関西一円にいる多くの門弟の中から大抜擢されたもので、キャリア数十年の名取クラスに混じって、大舞台で堂々とした舞を披露した。 | ||
| 晴れの舞台に立ったのは、篠山市立古市小学校五年生の酒井彩香さんと、青垣町立芦田小学校五年生の小寺舞さん。 2人が演じたのは、長唄「春輿鏡獅子」の胡蝶役。前半、主役が衣装替えで舞台から消える約10分間の舞台を2人きりで演じ、後半も主役にからむ、かわいらしい胡蝶の舞を舞った。 彩香さんは「うまいことできてよかった。大きな度胸がついた」と一言い、舞さんは「カツラが重たかった。人がたくさん見ていて緊張した」と感想を話す。千栄之丞さんも「子どもの出演はこの2人だけ。 本当にしっかり踊ってくれました」と喜ぶ。二人は幼稚園の頃から干栄之丞さんに師事。同い歳で、伸の良い二人を見た師匠の勧めで2人ペアになって踊る胡蝶に取り組んだ。小学一年生の秋から胡蝶の稽古を始め、三年生の秋に発表。 以来、老人ホームに慰問に訪れ、大評判になるなど、二人三脚で日本舞踊に取り組んでいる。 千栄之丞さんは、2人とも違った持ち味がある。舞ちやんは、お姫さま、彩香ちやんは、チャキチャキの町娘というタイプ。もう少し年が大きくなったら、男役と女役に分かれて、二人で恋物語をやらせてみたいですね」と目を細めた。 | ||

十二歳の少女、坪田愛華ちやんが息を引き取る間際に描き終え、大きな反響を呼んだマンガ「地球の秘密」には、顔が地球の形をした「アース」という登場人物がいる。オゾン層の破壊や酸性雨など環境問題の深刻さを説明するのがこのアース君だ。
▼マンガでは、子どもたちを環境間題にめざめさせる役回りを果たしているが、その内心を思いはかると、人間の傍若無人ぷりに憤っているかもしれない。快適な生活を追い求める人間たちが、アース君こと地球の体系をぶち壊そうとしているのだから。
▼たとえぱ温暖化。過日、丹波地方で確認される蝶(ちょう)の種類に変化が現れたことを取材した。これまで見られなかった南方系の蝶が丹波で確認されるようになり、逆に、昔はたくさんいたのに、温暖な地方には生息しないと言われる蝶が姿を消した。温暖化が本当の原因かどうかは明らかでないが、無縁だとはとても言い切れまい。
▼温暖化がこのまま進むと、これから百年間で地球の平均気温は二度上がるという。これは、東京が鹿児島の位置まで南下することを意味する。もし地球が、アース君のように、判断し行動する力を持っていれぱ、人問といううとましい存在は追い出したいことだろう。
▼実際、そういう考え方がある。作家の五木寛之氏は「最近の天変地異の激増や新種の伝染病の発生は、人間という存在を寛容してきた地球が、どうも人間は害をなす異分子らしいと認識して、排除し始めているのではないか」という。説得力のある間いかけだ。(Y)
春日町臨時議会
六月定例会で否決となった一般会計補正予算案は、十六日の臨時議会で、議員質問もなくあつさり可決した。
今回の事態は、結巣的に言えば、町は「説明不足」などという批判を受けぬよう、分かりやすい答弁をすべきだったと思う。また議員も、前もって会期中に理解できるまで質間しておくといった手段もあったはず。
議会には、否決という事態もありうるわけだが、町民が迷惑をこうむることを忘れてはならない。事実、補正案の中には災害復旧費なども含まれており、予算が認められなければそれらの事業も遅れることになる。
「臨時議会の傍聴者は記者を除いて七人。車椅子で来ていた本庄昌樹さんは「家にいると情報が全く入ってこない。議会を傍聴すれば町政がどうなっているか少しでも分かると思って」と言う。町民は、自分たちが選んだ議員がしっかり仕事をしているかどうか、自分たちが納めている税金が有効に使われているかどうか、見ていなけれぱならない。
選ぴっぱなし、納めたきり、では「町民不在」の行政がまかり通ってしまう恐れがある。委員会の傍聴には議長の許可が必要だ。今、誰でも署名一つで委員会を傍聴できるようにすることを議会運営委員会で検討中だという。実現されれば、青日町で「開かれた議会、開かれた町政」が行われるための一歩になる。(徳舛)