丹波新聞 1999年(平成11年) 7月11日(日曜日)
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あの開発どうなった 篠山市 旧丹南の2大型店 | |
| 篠山市には出店計画はあるものの、実現していない第一種大規模小売店舗(店舗面積三千平方メートル以上)計画が三つある。現行の大規模小売店舗法(通称・大店法)に代わって、二○○○年六月から、大規模小売店舗立地法(通称・立地法)が施行される。交通渋滞、環境保全、廃棄物などが調整項目になる立地法が施行されると、二○○一年一月末までに開業しなかった場合、大店法の結審結巣が無効になり、新法に基づく手続きが必要になる。出店希望者が押さえていた権利も無効になると一言われており、それまでに果して開発は行われるのだろうか。 | ||
| 篠山市宇土には、大阪や亀岡市でディスカウントスーパー「ベストワン」を経営する「株式会社ハサカ」(本社=大阪市)の「ハルクシティー丹南」計画がある。 当初計画では一九九八年六月を予定していたが、その後開店日を九九年一月三十一日と変更。 しかし、その日を過ぎた今も、造成すら行われていない。敷地面積約一万五千五百平方メートル、核店舗の「ベストワン」は、三千八百平方メートルを予定していたが、大店審の審議の結巣、二千七百平方メートルに削られた。周囲に飲食店を誘致するなど、テナント計画もあったが、暗礁に乗り上げたままになっている。 近隣住人の話によると「ハサカが出店することはないと間いている。どこか別の企業に『まとまった士地があるら出店しないか』と打診しているよう」と言う。また、別の住人も、「業者らしい人が現場を見に来ています」と証言する。 また、篠山市最大のスーパー「ニユース篠山」の隣接地にも同店の店舗設置者である藤屋(株式会社さとうの系列会社)が、ホームセンター「仮称・ストック丹南店」を出店する計画を持っている。 同店は、福知山や豊岡に店舗を構えており、日曜大工、園芸、家庭電化製品、カー用品などを扱っている。店舗面積は約四千九百平方メートルで、鉄骨造り一階建て。年商十億円を見込んでいる。開店予定日は、今年十一月二十日を予定していたが、こちらも未だに何の動きも見られない。これについて「さとう」は、「大店審の結果、店舗面積が四割カットの三千平方メートルで結審した。予想以上の大幅カットの誌あ、基本計画を大幅に見直している」とう。今後の見通しについては、「着工のめどはついていない。しかし、計画を実現しようと前向きに敢り組んでいる。立地法とのからみもあり、二○○○年中にはオープンしたいと考えている」と答えた。 現在、市内には「ホームセンターいのぐち」「ファミリー」「ジユンテンドー」があり、隣接する氷上郡にも「ジヤパン」「ランド」「フアミリー」「ジユンテンドー」が、三田市にも「オレンジタウン」「ロイヤルホームセンター」「コーナン」などがある。まさに林立状態で、ホームセンターは非常に厳しい競争を強いられている。 底を打ったといわれる、まだまだ先の見えない経済情勢。現在計画中の二店舗が開店すれば、生き残りをかけたしれつな「ホームセンター戦争」が始まるだろう。 | ||

親や友達、先生、近所のおじさんやおぱさん・・。人は、さまざまな人とのふれあいを通して自我を形成していく。ものの見方や考え方、態度、感性などは、持って生まれたものではない。人とのふれあいの中で養っていくものだ。
▼「鏡に映った目我」という用語がある。私たちは自分の姿を鏡に映して一喜一憂する。それと同じように、私たちは、自分の姿を他人の心に映し、映った姿を基準に自分を考える。自分は他人にどう映っているだろうか。他人は、それをどう判断しているだろうか。そうした想像を通して自分を見つめ直し、自我を形成していく。これが「鏡に映った自我」だ。
▼幼いころは、親の心に映った自分の姿を意識する。少し大きくなると、友達や先生、地域の人たちからどう思われているか気になってくる。プラスのいいイメー・ジで見られていると思えば、目分に誇りが持てる。自信も生まれる。その自覚は自我を高めてくれる。
▼篠山産業高校の東雲、丹南分校の存続問題を取材した際、この「鏡に映った自我」を思い浮かべた。両分校では、地元の人たちと一緒に催す文化祭、近くにある駅の清掃活動など、地域に根づいたユニークな教育活動を展開しており、地域から高い評価を受けている。それが、生徒たちの自我形成に大いに役立っていると思えたのだ。
▼県は、分校や小規模な高校を統合(廃止)する方向をちらつかせている。しかし、小規模校だからこそできる教育活動があり、救われる生徒がいることを忘れないでほしい。(Y)
ボランティアと女性
春日町に、「エコの会」というリサイクル石けんを作っているボランティアグループがある。
町内の各家庭から出る廃食油を回収し、週二回、石けんに加工する作業を行っている。木曜と日曜はほぽ一日仕事で、石けんの売り上げは活動費に消える。
七人の女性メンバーで活動を始めて今年で八年目。長い年月を支えているのは、「使って良かった」という各地からの反響と、チームーク、それに家族の協力だという。
市島町北奥で、ボランティアさんが地区のお年寄りを招待して食事会を開いた。中心になったのは女性ボランティアで、テープルには、真心のこもった料理が並んだ。カボチャのごま団子、白身魚のビカタなど、凝ったメニユーで味も絶品。何人ものお年寄りから「こんな機会を作って頂いて本当にありがたいことです」という言葉が間かれた。
どこのボランティア団体でも、自分からグループに入って活勤しているのは女性が多い。「工コの会」の安達さんも「女性は仲間づくりが上手」と言う。女の人は一般的に、おしやべりでにぎやかで協力的だと思う。男の人に比べて他人との間の垣根が低く、身近な所で他人に力を貸すのがうまいのではないか。「お節介」だと思う時があるかもしれない。でも、女の人のこういう所は、他者と共生していくのにとても大切なことのような気がする。(徳舛)