丹波新聞 1999年(平成11年) 7月1日(木曜日)

柏原高校・囲碁部 初めての快挙全国大会出場 
 柏原高校(渡辺秀樹校長)の囲碁部が、六月二十七日に兵庫高校で開かれた全国高校囲碁選手権の兵庫県大会で準優勝、灘高校とともに兵庫県代表として八月に東京都で開かれる全国大会に初出場する。顧問の堀井奨教諭は、「初めての全国大会、灘高のような強いところぱかりが相手だが、一つでも勝ち上がりたい」と話す。
 全国大会へ出場する団体戦メンバーは、上島孝太君、足立頼俊君、水野正裕君の三人で、いずれも二年生。大将の上島君が四級、副将の足立君と三将の水野君がそれぞれ八級の腕前で、三人とも平均した力の持ち主だという。
 六校が出場した県大会では、二回戦の対姫路工業戦、準決勝の姫路飾西戦ともに三−○のストレートで勝ち進んだ。決勝では、強豪の灘高に善戦むなしく敗れたが、灘高は昨年全国大会の優勝校で今大会ではシード校として出場が決まっていたため、兵庫の出場枠は二校となり、全国大会へのキップを手にすることになった。
 「出場枠が二校だったので、今年はチャンスと全国をねらっていた」という。柏原高の囲碁部の全国大会出場は、初めての快挙だ。全国大会を前に、三人は「全力を出し切って、勝負に挑みたい」「まず初戦突破。柏原の名を全国に」「あと大会まで一力月少し。少しでもレベルァッてて、悔いの残らない戦いをしたい」と意気込む。目標は、「定石を数多く学ぴ、いろんな効果が出せる一手を身につけ、灘高を目標にできるだけ上に進みたい。自信はあります」と話す。


 毎日新聞にまつぴら君」という漫画を四十五年も連載している加藤芳郎氏が、日本漫画家協会賞を受賞し、先日NHKテレビでインタピューを受けていた。筆者も学生時代から三十年以上愛読しているが、本当にとぼけた漫画だ。
▼最初の頃いた「まっびら君」という主人公は今は全く登場しなくなり、出てくるのは、あまり羽振りの良くないヤクザ、刑務所の住人、当たらない八卦見、無人島に流れ着いた親子等々、何やら得体の知れない面々ぱかり。一見浮き世離れしているようでさにあらず、彼らは現代の間題に〃時々局々〃に関わっている。
▼最近秀逸だったのは、アパートの一室でカミナリの顔をした男が「今年はうんと降らすか、それともカラツユでいくかね」と電話で話しているのを、ドアの外から盗聴したオッサンが「やっぱりあいつはカミナリの一味らしい」と密告している漫画で、通信傍受法のこと棄化したもの。
▼テレビで加藤さんは、デビュー当時の思い出として、「新聞社に来てほしいと言われたが、偉いさんたちが顔をそろえている所で『あまりきつく描かないように、あたりさわりなく』と釘を刺されるのはいやだから、断わった」と語り、さすがと思わせた。
▼我が「丹波学園」はまだ連載半年だが、「まじめな議員が多いのに、給料が上がったことだけを取り上げないで」とか、「夏になったので早く半柚にしてあげて」など、色々と電話やメ−ルが届くようになった。全国で唯一の丹波弁の主人公たち。にしきも猪の介もますます元気。(E)

  愛宕祭の花火
 
 「愛宕祭の花火が無くなるんですか」。わが社の女子社員に尋ねられた。そうえば、昨年も同じような噂を聞いて、実行委員会の担当者の所へ走った記憶がある。「スポンサーになってもらうんは、大変やげどな。やらんとしや−ないやろ」と昨年と同じ答えで一安心。ただ、担当者にとっては、不況下では資金集めが頭痛の種のようだ。
 長引く不況、高齢化が進むなか、氷上町の成松商店街が、買い物バスや特典付きイベント、空き店舗を使った休憩所など高齢者に喜んでもらえる商店街をめざす。将来的には、足の悪い人の買い物を手伝うボランテイアグループも組織するという。
 成松の人と話をしていると、氷上町の中心は成松だったというプライドが見え隠れする。ただ、「だった」という点が今の深刻さを物語る。「商売人が元気なくなったら、町全体が元気なくなってしまう」。
 高齢化社会という時代に合った戦略で、いかにして人の流れを作りだずか、試行錯誤が続いている。町と一体となって「商店街が変わるぞ」という大きなうねりを作ってほしい。
 懸案となっている旧農協跡地の利用法についても早急に検討を始めるべき。一つ言えるのは、商店街がこのまま衰退していげば、その時は愛宕祭の花火も間違いなく無くなる。じいさんになっても、八月二十四日の大輸の花火を見上げていたいものだ。(芦田)

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