丹波新聞 1999年(平成11年) 6月6日(日曜日)
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アジアの子供救おう 地域の協力でテレカ回収 氷上高生徒会が活動 | |
| アジアの子供の命をワクチンで救おうと県立氷上高校生徒会(常岡史明会長が氷上郡内の大型店や老人ホームの協力を得て使用済みのテレホンカードの回収を進めているが、このほどカードを回収したところ1万5千枚が奇せられた。 |
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| ユニセフ(国際児童基金)などへの事業協力として、「子供たちにワクチンを送ろう」のテーマで、数年前から回収を実施してきましたが、今年からは校内にとどまらず、地域の人にも呼ぴかけることにして輪を広げた。 日本の美しい景色の入ったカードは欧米の収集家に歓迎され、テレホンカードー枚は七円の募金となる。回収したカードは東京に本部のある「世界の子どもにワクチンを日本委員会」に送られる。同委員会はユニセフの活動のなかで、今世界の途上国が早急に必要としている予防できる感染症のワクチン供与を目標に活動している。 ポリオ、はしか、ジフチリア、新生児破傷風、百日咳、結核の六大疾病のために世界で今、五歳児未満の子どもたち二百九十万人が亡くなっているとされる。これらは、予防可能な病気で、「ワクチンさえあれぱ救える」という。 携帯電話の普及でテレホンカードは片隅に追いやられているようだが、回収するうち、家族などに電話をかける老人ホームのお年寄りには欠かせないものであることがわかったり、氷上中学校の生徒が集めて、氷上町社協に持ち込んだのも合まれており、大勢の理解と協力でたくさんのカードが集まった。 回収したのは、汚れたものをチェックするなど生徒会で仕分けをしている。生徒会では、氷上高校らしさを出すため、食品加工科の生徒が缶詰加工に活用するカンを使ってカード入れを作っている。回収の中心になっている生徒会総務部長の佐藤正臣君(3年)は「回収枚数は三力月ごとに生徒会新間で報告している。ゆっくり、時間をかけて氷上高校の伝統になるようにしていきたい」と話している。 |
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春日町で開かれたプロ野球ウエスタンリーグ公式戦を観戦した。バックネット裏でオリックス・プルウェーブ編成部長の中田昌宏さんと一緒に試合を見る機会を得た。
▼中田さんは、甲子園球場のすぐ近く県立鳴尾高校の出身。東京六大学の慶応大学で活躍の後、当時の阪急プレープスに入団。四番バッターとして鳴らした。
▼毎年、どんなに忙しくても、春日に来る日は空けているという熱の入れよう。始球式に少年野球の選手がマウンドに立って、好球を投げると、「いいですね。野球をやる者にとって、プロ野球は夢。きっと良い思い出として心に残ってくれるでしよう」と野球少年だった自分の幼い日々を思い浮かべたよう。
▼一つ、一つのブレーについても熱心に説明。野手が体でボールを止めて三塁に送球してアウトにしたのを「あれがプロとして大事な事。ああいう気迫のこもったプレーが目にとまるんですよ」と話す。「投手は弱気になったらダメ。投手の精神状態を見抜けるかどうかが良い捕手の条件」とも一言う。
▼二軍の選手といっても、ケガで調整中の人や期待されるルーキーなどいつでも一軍に上がれる力を秘めている。あすなろではないが、明日は晴れの舞台に立ちたいという選手の意気込みを中田さんの話から感じとれた。
▼近く、母校にボールを持って訪間するという。夏の高校野球退会の話題がでるシーズンになった。未来のイチロー、松坂を目指して球児が白球を追いかける。夢に向かって。(M)
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柏原町が進めている「中心市街地商業活性化計画」が、昨年秋より練ってきたプランも完成し、いよいよ本格的に動き始めた。
二○○四年までに、さまざまな事業が実施される。「まちづくり会社」の設立や、JA跡地のシンボル的な広場整備の早期実現など課題は山積みだが、その中でも後継者不足は商店街店主らが頭を痛めている一つだろう。
町役場やJR柏原駅を軸にした柏原町の中心市街地には、古市場通り、石田本通り、本町筋、やぐら筋などの通りが縦横に走り、商店街を形成している。以前は今以上に商店が軒を並べていたが、大型店の進出をはじめ、「後継ぎがいない」と店じまいした店舗も少なくない。
活性化計画の顧間で、立命館大学教授の高田昇さんは、「後継者といっても、何も家族に限ることはない。他人に任せるのも一つの手だ」と話す。高田さんがかかわった滋賀県・長浜は、これまで商売とは無縁だったお年寄りグループの開いたユニークな食べ物の店が、観光客の人気を呼んだ。これが空き店舗対策のスタートになった。
商店街連合会長の荻野吉彦さんは、「活性化計画といっても、最後は各店舗経営者の努力しだいだ」という。商店街の活性化に必要なのは後継者の有無より、むしろ「新しい感性と、奇抜なアイデアの遊ぴ心」なのかもしれない。(黒井)