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午前中に雨があがり、薄日が差し始めた。君尾山へ行ってみよう。林道から容易に登れ
るのでこういうときにはうってつけ。そうそう、近くには大きな栃もあるのでそれも見てみた
いしね。
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林道途中から尖った弥仙山 |
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綾部市街を抜け、上林へ向かう。この道は舞鶴若狭道が小浜西まで開通するまでよく
走った道だ。以前かやぶきだった屋根にはトタンがかぶせられ、ちょっと残念。道路も広
くなって走りやすくなっている。
光明寺への案内板で左折し、細い舗装路を高度を上げていく。西には特徴のある弥仙
山の尖がりがくっきりと見える。
道路は尾根上を走り、ずいぶん高いところを走っているな、と思っていると、光明寺と君
尾山への分岐である。すぐに駐車場があり、拝観する。
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光明寺仁王門 |
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苔むした石段を登っていくと本堂である。山の中のお寺にはホトトギスの声だけが響く静
かな空間である。
石段は滑りやすく、慎重に下りていく。光明寺といえば、国宝の仁王門。さて、どこにある
のか?と庫裡の前から眺めると下の方にそれらしきものが見える。細い道を下りていくと
朱色の仁王門が現れる。
檜皮ぶきかと思ったが、説明板によると鎌倉時代の建築で栗の板を使った栩葺
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睦寄町の方から上がってこられたご夫婦とあいさつし、車に戻る。
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君尾山 |
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次の目的は君尾山である。林道との分岐から君尾山方面へ向かう。走ること数分、「幻の
大トチ」とかかれた標識が林道の分岐にある。大トチへの林道は車は通行止め。帰りに寄っ
てみることにして、君尾山へ向かう。
近畿自然歩道の標柱があったので、登山口にもあると思ってそのまま車を走らせていくと
いつの間にか下っていく。
「あれ?これはおかしい。」と後戻り。
もう一度、注意しながら車を走らせると、木製の登山口の標識が見つかる。君尾山までは
5分とある。植林の中を歩いていくと、5分も歩かないうちに三角点のある山頂(581.8m
点名睦寄 二等三角点)に到着。木々に囲まれた素朴な山頂である。
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大トチ |
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念願の?君尾山登頂を果たし、次の大トチへ向かう。通行止め林道の入口に車を停め、しば
らく林道を歩くと、林道終点に大トチへの標識がある。細いがよく踏まれた道を歩いていくと、ロ
ープの張られた急な道を下っていく。
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桂の巨木 |
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薄暗い谷間に大きな木が見える。
「巨木の森やねえ。」 大きな木が谷間をさらに薄暗くしている。
めざす大トチは谷の源頭近くにあり、倒伏防止用か、ワイヤーで引っ張られている。それにして
も大きいねえ。樹齢は1000年〜2000年とも言われ、主幹が10.4メートル、樹高は23メート
ルもあるという。主幹は空洞になっているが、そこから枝分かれした幹が元気に枝を張っている。
うーん、これはすごい!心の中で何度もつぶやく。近くには大きな桂もあり、ひこばえがたくさん
出ている。いつまでも自然豊かなこの巨木の谷が残ることを願いながら来た道を戻る。 |
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